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アララ不正アクセスの続報|メールアドレス約8,100万件

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目次8

メール配信サービス「アララメッセージ」への不正アクセスについて、親会社のペイクラウドホールディングスは2026年11月6日に第3報を公表しました。持ち出されたメールアドレスは、重複を除いて81,329,467件(約8,100万件)となりました(持ち出された恐れのあるものを含みます)。

この記事は、「2026年10〜11月の国内サイバー被害まとめ」でお伝えした内容の続報です。第2報からの変更点と、利用企業が公表した影響、次に確かめたいことを整理します。内容は2026年11月8日時点のものです。

この記事のポイント

  • 別のクラウド環境(環境B)から3,249,492件の持ち出しが新たに判明しました。
  • 第2報の共用環境の件数は、3,386,187件から2,842,400件に訂正されました。
  • 対象の契約企業は最大約380社(推計・精査中)です。サービスは止まったままで、再開時期は未定です。
  • 件数はメールアドレスの数であり、人数ではありません。侵入経路の特定と件数の確定には、なお時間がかかる見込みです。

約8,100万件

持ち出されたメールアドレス(重複除く・恐れを含む)

約380社

対象の契約企業(最大・推計)

約713万通

送られた不審メール(最大)

第2報から何が変わったか

項目第2報(11月2日)第3報(11月6日)
サービス本体を経由した不正アクセス(環境A)約7,700万件(精査中)78,102,937件
共用環境3,386,187件2,842,400件(訂正)
環境B(別のクラウド)―3,249,492件(新たに判明)
区分の間の重複を除いた合計合算せず81,329,467件
うちメールアドレスのみ/属性情報あり―34,285,087件/47,044,380件(内訳は精査中)

※すべてメールアドレスの数です。持ち出された恐れのあるものを含みます。「属性情報」には、契約企業によって氏名、性別、生年月日、電話番号、会員番号、住所などが含まれます。

※第3報によると、環境Bへの不正アクセスは第2報と同じ10月28日〜31日の一連のもので、新たな不正アクセスではないとしています。認証情報が不正に使われ、持ち出されたのはメールアドレスのみです。

また、第2報の「10月27日から28日にかけて」は、不正ログインと持ち出しが10月28日、10月27日は偵察とみられるアクセスだったと改められました。

これまでの流れ

  • 偵察とみられるアクセス
  • 不正アクセスを確認。この日から30日にかけて、クレジットカード会社を装うメールが最大約713万通送信
  • 第1報を公表(メールアドレス約301万件)。警察に通報
  • すべてのサービスを停止
  • 第2報を公表(約7,700万件、最大約380社)
  • 第3報を公表(81,329,467件)。あわせて再発防止の方針を公表

利用企業の公表(確認できたもの)

アララメッセージを利用する企業からも公表が続いています。次は、各社の公式発表で確認できた例です。すべての利用企業の一覧ではありません。

企業公表日件数内容
TKC11月2日最大2,230,812件システムの利用者のメールアドレス
ちょびリッチ11月4日1,348,525件会員のメールアドレス(会員数ではない)
サンクゼール11月3日878,343件会員のメールアドレス
ライフコーポレーション11月6日133,330件(可能性)ネットスーパーのメールアドレス、郵便番号、会員登録日。富士通の再委託先としてアララを利用

※各社の数字は、それぞれの発表の時点のものです。アララの全体の件数との単純な比較はできません。

ライフの例では、ライフ→富士通→アララという再委託の関係で情報が預けられていました。ライフは11月3日に富士通から連絡を受け、11月4日に自社の情報が対象の可能性があると判明したとしています。

まだわかっていないこと

  • 侵入経路:第2報では原因を「Webサーバーの脆弱性およびシステム環境における問題」としていますが、第3報でも特定を進めている段階です。
  • 件数の確定:精査が続いており、今後も変わる可能性があります。
  • 再開の時期:侵入経路への対策の完了、外部専門機関による安全性の確認、契約企業の認証情報の再設定を経て判断するとしています。
  • 業績への影響:親会社は精査中としています。

利用企業が確かめたいこと

  1. アララからの連絡を確かめる

    環境Bの利用企業には個別に連絡するとしています。社内のどの部署が受け取るかを確かめます。

  2. 再委託の関係を調べる

    自社が直接契約していなくても、委託先が使っている場合があります。メール配信を任せている会社に確かめましょう。

  3. 属性情報の有無を確かめる

    メールアドレスだけか、氏名や電話番号も登録していたかで、お客様への案内と報告の内容が変わります。

  4. お客様への案内を準備する

    個人データの漏えいでは、個人情報保護委員会への報告と本人への通知が必要になる場合があります。具体的な判断は、弁護士や同委員会の案内を確かめてください。

  5. 認証情報の再設定に備える

    再開の際には再設定が必要とされています。同じパスワードをほかで使っている場合は、先に変えておきましょう。

不審なメールに注意

10月28〜30日に news@arara.com から届いた「利用内容確認のご依頼」「ご利用明細確認のご依頼」などのメールは、本文のURLを開かず削除してください。カード情報を入力してしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡しましょう。アララとその親会社は、パスワードやカード情報の入力をメールでお願いすることはないとしています。

以前の記事で取り上げた3つの事案の状況

2026年11月8日時点で、次の事案について新しい公表は確認できませんでした(確認できたのは各組織のお知らせの一覧です)。

組織確認できた最新の公表
ノジマ11月2日のお知らせ
IDCフロンティア10月27日の第7報
大阪公立大学10月21日の第5報

新しい事案については「国内サイバー被害まとめ(2026年11月上旬)」をご覧ください。

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よくある質問

メールアドレスだけなら、心配はいりませんか?

氏名や住所が含まれていなくても、会社の名前をかたった迷惑メールやフィッシングに使われるおそれがあります。心当たりのないメールのリンクは開かないようにしましょう。

自分の情報が含まれているかを、調べる方法はありますか?

アララは個人の方への一覧を公表していません。メールを受け取っているサービスの公式のお知らせを確かめてください。

件数がまた変わることはありますか?

親会社は、流出件数の確定や原因の特定にはなお時間を要する見込みとしています。今後の発表を確かめてください。

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